私はあなたを愛しています
もう10年も昔にあった、コロコロの女の子向け版「ぴょんぴょん」という雑誌に連載されていた、
「ビックリマン 愛の戦士ヘッドロココ」
というマンガから、ロココとマリアです。
今年になって、ブッキングから再販されていて、懐かしさのあまり買ってしまいました。
タイトルから推測できるように、このマンガはロッテの「ビックリマン」が元になっているマンガです。
が、物語が進むにつれて、どんどんと話はロマンティックに少女漫画になっていき、作者の藤井みどり先生のオリジナル作品状態になっていきました。
一部でかなりの人気を集め、なんとドラマCDも発売された作品で、私も実は持っていましたvv
大天使のロココと、天魔界のプリンセスのマリアのラブコメです。
天使族のロココは人を疑うこともあまりなく、照れつつもマリアにストレートに好意を示せる素直な青年なのですが、一方マリアは悪魔族のためか、素直になれない意地っ張り。
ロココが他の女天使の言葉を信じようものなら、
「あの子が天使で美人だから、かたを持つんでしょ!
ロココのばかばかばかーっ!」
と、ジェラシー大爆発。
・・・とても他人事とは思えません(笑
そもそも2人はロミオとジュリエット状態ですので、マリアはつい色々と不安になってしまい、
「やっぱり天使は天使同士がいいんだ、うわぁああん!」
ってヤキモチ妬いて、ついでに超念魔ぶっとばしてしまうんですよね。
で、結局はロココの
「私を信じてください。」
の真剣な眼差しに説得されてしまうと。
好きな場面は、ロココとマリアの間に、マリアの親の決めた婚約者カイザーが登場してから、
ロココが珍しくヤキモチ妬いたり胸を痛めたりするとこですね。
カイザーがマリアを利用して、女王ノアの勢力を手に入れようとしていることを知って、ロココは大激怒!とか。
ロココ 「マリアを二度も使うなんて、卑怯ですよっ!」
カイザー「二度引っかかる方がどうかしてるぜ!
本気でマリアにホレてるんだな!
女1人におたおたして恥ずかしくないか!?」
ロココ 「人を真剣に好きになることが、どーして恥ずかしいのですかっ!!」
カイザー「(そこまで言うのが、はずかしーんだよなぁ・・・。)」
気の強いマリアと、穏やかなロココの会話も好きです。
マリアのために、敵陣の真っ只中天魔界に単身乗り込んできたロココに。
マリア「本当にあたしのために来てくれたのね・・・。」
ロココ「はい!」
マリア「ロココって、ほんとに−・・・
バカねーッ!
バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ!」
ロココ「十回バカって言いましたね・・・、
やっぱり三回までにしてくれませんか・・・?
ほんとにバカになってしまいそうです。」
マリア「すでにバカなのよっ!」
このへんのラブでコメなところがツボですvv
このマンガのためだけに、「ぴょんぴょん」を買っていた人が多かったのも解ります(^^
実は一度、作者の藤井みどり先生にファンレターを出しまして、なんとその時、
信じられないことに便箋三枚にも及ぶお返事をいただいてしまいました。
当時、私も担当さんがついて、漫画家予備軍だったこともファンレターに書いたので、
ひょっとしたら「未来の同業者」として特別扱いしてくれたのかもしれません。
スミマセン、普通の主婦になっちゃいました(^^;